近年、韓国は経済が低迷し、失業率が上昇しているのを背景に、多くの大学生が「卒業すると失業」という苦境に直面している。
15年を例にすると、ソウルの大学の就職率ランキングで、5年連続首位だった韓国産業技術大学の就職率でさえ73.1%にとどまった。
韓国では、年収が高く、安定した仕事ほど競争が熾烈になる。そのため、20-25歳の若者は就職前に、各種資格を取得して自分の能力を高めている。卒業したばかりの若者は、すぐに大企業に入社したり、正規社員の仕事に就いたり、公務員になったりするために、3-5年かけて準備を進める。
韓国政府が大学33校を対象に実施した調査によると、卒業を遅らせる大学生は1万5000人と、3年で2倍に増加した。