ネット通販大手・アマゾン中国は、「2016年読書調査報告書」、「2016年第一四半期(1-3月)アマゾン中国紙の本ランキング」、「2016年第一四半期Kindle有料電子書籍ランキング」を発表した。うち、紙の本ランキングでは、「島上書店(書店主フィクリーのものがたり)」がトップだった。日本の作家・東野圭吾の「ナミヤ雑貨店の奇蹟」は、紙の本ランキングと電子書籍ランキング両方にランク入りした唯一の本で、それぞれ2位、1位の成績だった。信息時報が報じた。
「深く読書する」のは60後、00後
「読書調査報告書」によると、男性が「深く読む」傾向があるのに対し、女性は「浅く読む」傾向がある。年齢別に見ると、60後(1960年代生まれ)や00後(2000年代生まれ)が「深く読む」傾向があるのに対して、80後(1980年代生まれ)、90後(1990年代生まれ)は「浅く読む」傾向がある。調査データによると、ソーシャルメディアを通して1日「1時間以上」読書する男性は45%。一方の女性は55%だった。「1時間以上」読書する割合は男性が41%だったのに対し、女性は36%にとどまった。ソーシャルメディアの利用度が最も高いのは90後で、ソーシャルメディアを通して読書する時間が1日当たり1時間以上の割合が54%、読書の時間が1時間以上の割合が41%だった。回答者のうち、00後と60後の読書を1日「1時間以上」する割合が、ソーシャルメディアを通して「1時間以上」読書する割合より約12%高かった。
科学技術やその応用が発展するにつれ、デジタル書籍を使った読書が広く普及し、多くの人にとって欠かせない生活の一部となっている。「読書調査報告書」によると、電子書籍を読む人が年々増加し、電子書籍リーダーを「使っている」との回答が前年比6%増の84%だった。アマゾンが製造・販売する電子書籍リーダー「Kindle」を利用している人の割合は、初めて携帯を超えて45%に達し、最も人気のある電子書籍リーダーとなった。