百度地図が「五一」の外出ビッグデータ　行き先は？ (2)

▽海外旅行：続く「ジュンギ効果」

日本で桜のシーズンが終わりを告げると、韓国とタイへのツアーが「最も充実したリーズナブル」な行程で「五一」の海外旅行の1位と2位に躍り出た。女性は韓国では「買い物」とソン・ジュンギなどの「スターの追っかけ」に熱中する傾向があり、タイでは海、砂浜、種類豊富な水のレジャーが観光客が旅行先を選ぶ際の重要な要因だ。3位はドイツ、4位はオーストラリア、5位はシンガポールだった。

観光客の居住地をみると、引き続き北京、上海、広州、深センといった大都市から大勢の観光客が出かけているが、データをみると、今年は重要な一線都市以外の都市で海外旅行熱が高かった。天津や瀋陽などから韓国へ、成都や重慶などからタイへ出かける人が多かった。これは1年中価格が安くなった航空券や選択肢が増えた交通手段などと関係があり、たとえば大連からシンガポールならお得な船の旅を選ぶことが可能だ。

注目すべきは、携帯電話の普及と技術の進歩により、中国人の海外旅行がますます気楽で便利なものになっていることだ。百度地図は香港地区、澳門（マカオ）地区、台湾地区はもとより、日本、韓国、タイ、シンガポール、マレーシア、モルジブ、フィリピン、ブルネイ、ベトナム、インドネシア、スリランカ、ネパール、インド、オーストラリア、ニュージーランドなど18カ国・地域でサービスを展開しており、この範囲内であればいつでもどこでも便利な地図情報サービスを利用することができる。

▽ドライブ旅行：1～2時間で着く近郊が新たな人気旅行先に

海外や遠くに行きたいと思わない人は、都市周辺の観光地に出かけることになる。都市部住民の自家用車保有台数は増加を続けており、地図ソフトウエアのナビゲーション機能の精度が上がったこと、連休期間に高速道路の通行料が無料になったことが好材料となり、ドライブ旅行が新たな人気の旅行スタイルになった。