中国料理協会の姜俊賢会長はこのほど、同協会が近く「中華シャオチー(軽食)リスト」の編纂作業をスタートさせることを明らかにした。各シャオチーの名称を規範化し、各地の著名なシャオチーを整理し、各地方の代表的なシャオチーブランドの中から、知名度・将来性ともに高いシャオチー企業をピックアップし、シャオチー産業の上流・下流にある各関連企業の資源整合を進めることで、中国の特色あるシャオチーブランドを全国さらには全世界に広める構え。新華社が伝えた。
姜会長は、「第1回中華シャオチー文化フォーラム・中国料理協会中華シャオチー委員会設立大会」において、次の通り発言した。
「十三五(第13次五カ年計画:2016~2020年)期間中、大衆グルメの重要な構成要素であるシャオチー産業には、きわめて大きな市場空間が広がっており、発展潜在力は無限にある。だが、この産業には、発展プロセスにおいて、次のような4つの問題が存在している。
1.小規模で精緻なシャオチー企業が孤軍奮戦するという現象が生まれており、長期的な計画やマーケティング戦略に不足している。大規模な発展戦略を考えるには、一企業の力はあまりにも小さく、共同戦略やダブルウィンを目指すプラットフォームが確立されていない。
2.規模がある程度発展した一部の地方シャオチー企業は、完備された競争メカニズムや規範化された経営活動が不足しており、上下流の産業戦略には効果的な連携が見られず、経営管理面でも漏れがあり、現代ブランド企業との間には、まだ大きな格差がある。
3.一部の老舗企業や伝統あるシャオチー企業は、マーケティング活動を行う上で、市場での定位置を得ておらず、マーケティングに対する観念も旧態依然のままで、規範化された経営活動が不足しているため、伝統シャオチー文化、製作技術、シャオチー品種の流出や消失といった事態を招いている。