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肥満症も伝染、胃の細菌が元凶

人民網日本語版 2016年05月12日09:33

英国の最新の研究によると、肥満症はウイルスのように伝染するという。環球網が伝えた。

英サンガー研究所の研究者はこのほど、人の胃の3分の1の微生物が、体外でも生存できる細菌を生むことを発見した。この胃の細菌のバランスが乱れれば、さまざまな問題が生じる。肥満症はそのうちの一つで、体重の2%増を促す。

研究者は健常者6人を被験者とし、その大便をサンプルとして検査を行った。その結果、腸内細菌の39%は生存能力が高く、一部は体外でも生存・移動できることが分かった。これらの細菌は他人の腸に入ると、腸内で分泌される酸性物質により繁殖が促進される。

研究を担当したトレヴァー・ローリー氏によると、今後は肥満症治療法の研究に取り組むという。ローリー氏と研究チームは、これらの特殊な細菌を実験室内で培養する。ローリー氏はがん患者もしくは免疫疾患の患者からこれらの微生物を集め、ラットを使い研究を行いたいと述べた。(編集YF)

「人民網日本語版」2016年5月12日

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