2016年5月19日  
 

中日対訳健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

Apple新浪ツイッターFBLINE微信RSS
人民網日本語版>>社会・生活

「焼き芋」と聞いて卒倒した高三女子 (2)

専門家:「考」という言葉への過剰反応は、典型的な「テスト不安障害」

人民網日本語版 2016年05月19日14:36

●専門家:「この症状はテスト不安障害。適切に対処すべき」

心理学が専門の趙金明氏は、パンパンさんに心理テストを行い、彼女の症状は、「テスト不安障害」の一種であると診断、以下の通りコメントした。

「テストに対する焦りは、受験生としての心理状態から生まれたもので、その基本的な心理的特徴は『心配・不安』で、『防御』あるいは『逃避』という行動パターンで対応する、受験期によく見られる心理的現象だ。彼女の場合、自分に非常に大きな圧力をかけたうえ、その圧力をうまく解放する方法がなかったため、とうとう、考という言葉を聞いただけで過剰反応をするようになってしまった」

「私は彼女に、毎日毛筆で字を書くように、それも『考』という字を書くようにアドバイスした。その目的は、認知矯正療法で彼女の症状を緩和することにある。書道の練習を繰り返すことで彼女はリラックスできる。しかも、『考』の字だけを書くことで、彼女は自分の中にある恐れや不安にだんだんと適応し、受け入れることができるようになる」

最近のパンパンさんは、趙氏のアドバイスに従い家で休養している。テストに対する彼女の不安障害は全く払拭されたわけではないが、かなり改善された。

●専門家のアドバイス:「試験本番前に生体リズムを正常に整えておくこと」

専門家は、「重すぎる圧力を緩和するためには、まずは結果ではなくプロセスを重視すること。また、受験生は生体リズムを正常に整えるように努め、飲食、睡眠、スポーツなどあらゆる活動を規則的に行うよう習慣づける必要がある」とアドバイスしている。(編集KM)

「人民網日本語版」2016年5月19日


【1】【2】

関連記事

コメント

最新コメント