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徒歩10分で図書館に行くことができる国、日本 (2)

人民網日本語版 2016年06月01日10:02

東京都民の斉藤麗麗さんには小学校を卒業したばかりの娘さんがおり、彼女の経験を語ってもらった。斉藤さんは「幼稚園の時には、先生が毎年2~3回は本の購入に関する問い合わせがあり、子供の年齢に応じた図書カタログも薦められた。娘が小学校に入ると、学校では毎年『親子読書』というイベントを行い、毎回3週間は続く。一年生の時には親が子供に読み聞かせ、二年生から四年生は子供と親がそれぞれ15分ずつ本を読み、分からないところがある場合は親が子供に教える。五年生になると、子供が親に読み聞かせるようになる。3週間後、子供と親がそれぞれの読書感想を学校に提出しなければならない。また、学校の図書室の本は学生はもちろん、親たちも借りることができる。学校は子供たちに読書を薦め、一学年が終わるごとに、先生は一年間に読んだ本のページ数が書いてある証明書を出してくれる」と語ってくれた。

図書館の本は期限通りに返却しなければならないため、多くの日本の親たちは図書館やネットから安価な古本を購入する。図書館の場所と空間には限りがあるため、しばしば古本の販売を行う。しかし図書館は国民の税金で建てられているので、古本を販売することで営業利益を上げてはならない。そのため、ほぼ無料に近い価格で国民に売られる。通常、これらの古本は一冊5円や10円といった値段で、親たちは子供に買い与え、読み終えると、今度は友人の子供にあげることもできる。

斉藤さんも以前ネットで「ハリー・ポッター」全シリーズ11冊の古本を購入したことがあるという。新書だと2万2千8百円以上になるが、古本ならば運賃込みでたった2800円で購入でき、しかも本の状態も良く、とても古本には見えなかったそうだ。

東京では図書館だけでなく、書店も非常に多い。ほとんどの駅には小型書店があり、渋谷駅や新宿駅、池袋駅などの大きな駅には24時間営業の書店もある。書店には大抵子供向けの本が揃っているため、子供に本を買い与えやすい。また、古本屋で売られている児童書はさらに安価だという。(編集XM)

「人民網日本語版」2016年6月1日


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