▽中国人に人気のショッピングスポットは?
中国国家情報センターが発表したデータによると、2015年の中国観光業の中国GDP寄与額は7兆3400億元に達し、全世界の観光業のGDP寄与額の14.5%を占め、全世界のGDPの1.5%を占めた。つまり、全世界の観光業がけん引した産業の総合的な付加価値額のうち、約6分の1は中国人観光客によるものということだ。
免税店は観光客が最も多く訪れる場所だが、中国人の海外旅行の回数が増えるにつれ、現地の人しか訪れないような場所も徐々に「開発」されるようになった。これらの店は価格は免税店ほど安くないかもしれないが、現地の特色あるグッズなどを買うには絶好の場所だ。
データによると、中国大陸部の観光客が最も多く訪れる10大免税店のうち、日本、韓国、香港の免税店が絶対的多数を占め、トップ3はそれぞれTギャラリアDFS(香港広東道店)、新羅免税店(ソウル)、TギャラリアDFS(沖縄)だった。このほかにもラオックス(岡山空港店)、ロッテ免税店(明洞本店)、ラオックス(秋葉原本店)などがランクインした。
▽海外旅行好きなのはどんな人?
中国人観光客のマナーが実際のところどうなのか知るためにはまず、どのような人が旅行に行くのかを知らなければならない。報告によると、航空券、ホテル、レジャーなどのデータに基づく統計の結果、海外旅行客の中心層は25〜35歳で、全体の45%を占めた。36〜45歳は28%を占め、これに続いた。
観光客を都市別に見ると、上海、北京、広州、深セン、杭州の5都市の住民は海外旅行意欲が高く、これらの都市の住民が携程旅遊の海外旅行客の約5割を占めた。以下、成都、南京、武漢、天津、アモイと続いた。一線・二線都市の住人の生活レベルが高いことが、海外旅行意欲を刺激する重要な原因となっている。(編集SN)
「人民網日本語版」2016年6月2日