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ネット用語人気の背後にあるものは?

人民網日本語版 2016年06月21日08:31

中国では中国大学統一入学試験の時期になると、ネット用語が試験問題として採用されるのかどうかが注目の的となり、賛否両論が巻き起こる。その背後には、ネット用語が山ほど増えている現実がある。人民日報海外版が報じた。

これまでの人気ネット用語 ブサイクな女性は「恐竜」

ネットショップでは客を親しみを込めた呼びかけである「親(チン)」と呼び、SNSなどでは「賛(いいね!)」が頻繁に使われる。現在、ネット用語は庶民の生活にも溶け込んでいるだけでなく、「給力(すごい!)」などは権威あるメディアや中国中央テレビ(CCTV) の「春晩」(春節を祝う中国の国民的年越し番組で、日本の紅白歌合戦に相当)でも使われている。さらに、「オタク」を表す「宅男」や「宅女」などの昔からのネット用語も「現代中国語辞典」に収録されるなど、ネット用語はその存在感を強めている。

過去20年あまりのネット用語の変遷を見ていくと、チャットの登場から端を発していることが分かる。「MM(かわいい女の子)」や「886(またね)」、「恐竜(不細工な女性)」、「大蝦(コンピューターのプロ)」などのネット用語もチャットの世界で生まれた。

2009年7月、人気オンラインゲーム「ワールド・オブ・ウォークラフト」のBBSに「賈君鵬、お母さんがご飯を食べに家へ帰ってきなさいって言ってるよ」というスレッドが立てられ、「賈君鵬って誰だ?」と話題になり、ネットユーザーから「賈君鵬の母親」や「賈君鵬の叔母」、「賈君鵬のガールフレンド」などを自称するコメントが次々に寄せられた。その後、有名な詩の言葉や文章などを簡潔に模倣したネット用語が人気になった。また、ある教師が「広い世界を見てみたい」とだけ書いた辞職届を出したのが大きな話題となり、そのフレーズがネット上で人気に。さらに、日常生活でも使われるようになった。


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