佐々木さんは、「2011年3月11日、約2万人の犠牲者を出した東日本大震災とそれに続く津波が発生したのち、多くの人が、自分の家にある物品を見直すようになった。というのも、自身で負傷したケースのうち、30%から50%が、家の中の物が落ちてきて当たったことによるものだったからだ」と話した。自分の部屋の空っぽの空間を指差しながら、「でも私の部屋には、怪我をする原因となる物は一切ない」と彼はつづけた。
勝谷さん(音訳)は、ニュースサイトの編集の仕事をしている。彼が住む広さ22平方メートルのマンションの部屋には、テーブル一つとマットレスしかない。「もともと、私の持ち物は、他の人より多いという訳ではなかった。だがこれは、私がひとつひとつの物に愛着を持ち、喜んで使っていたという意味ではない。ミニマリスト(持たない暮らしの実践者)となることで、私は、自分が本当に好きな事物は、私の日常生活から自然に湧き出てくるものであると理解するようになった」と勝谷さんは話した。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年6月21日
![]() |
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn