さらに離脱派は、EU離脱による資本の流出はないとしている。
これについて、中国人民大学重陽金融研究院マクロ研究部の賈晋京部長は、「最終的な結果がEU離脱なら、最も重要な集中的打撃は際金融市場の短期的な動揺の中に出現することになり、最も大きな影響を受けるのはEUだ。だが長期的には英国にそれほど大きな影響は与えない」との見方を示す。
また賈部長は、「英国経済は、一種のポンド経済と呼べるもので、これまでに蓄積してきた金融ネットワークと関わりがある。英国は現在、EUに加盟するが、ユーロ圏のメンバーではない。さらにEU離脱はEUとの決裂を意味しない。英国がEUにとどまろうととどまるまいと、国際金融市場における英国の地位にはそれほど影響を与えず、マクロ的な影響も外部で考えられているほど大きくはない。最近、ポンドが国民投票の影響で急激に上下しているが、次の一手が決まれば、影響は徐々に薄れていくだろう」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年6月23日
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