2016年6月24日  
 

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日本の漫画編集者ってどんな仕事? (2)

人民網日本語版 2016年06月24日09:19

役割その1 原作者と原案者

漫画家の小畑健氏はその作品「バクマン。」の中で、高校生コンビが出版社にやって来て、編集者に彼らの作品を見せるシーンを描いている。高校生たちが持ってきたのは完成した作品だったが、編集者は彼らに鉛筆で描いた下書き(ネーム)を持って来れば十分だと告げている。

夏目氏は上記を例に、他の国と異なり、日本の漫画編集者はまず下書きで作品の良し悪しを判断すると紹介している。このほかに下書きをチェックした後で、編集者は漫画家に対し、「このセリフはこういう風に言った方が良い」とか「ここにもう一人女性キャラを加えるべきだ」といったような意見をする。そのため、程度の差はあるが、漫画編集者も作品の原作者あるいは原案者であると言えるだろう。

役割その2 不動産仲介業者

漫画家との交流の中で、漫画編集者は漫画家の不動産仲介業者としての仕事も担当しなければならない。夏目氏によると、日本の漫画編集者は将来性のある新人を発掘し、その新人が東京に住んでいない場合は、彼らのために住まいを探す。またそれにとどまらず、彼らを鍛えるため、有名漫画家のアシスタントの仕事をさせ、彼らの成長をサポートしていく。そして新人の作品が受賞し、雑誌への連載が決まると、今度は彼らのためにまた新たなアシスタント探しをしなければならないのだ。


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