夏目氏は冗談交じりで日本では漫画編集者は「労働基準法」が適用されないようなハードな仕事だと語り、それでも毎年多くの大学生たちがこの職業を目指してやってくることから、これらの人々が日本の漫画特有の味わいを生み出していると考えられるだろうとしている。ではどのような編集者が優れた編集者と言えるのかという質問について、夏目氏は、編集者は漫画を描かないが、漫画の良し悪しを判断する素養が必要であり、また読者の立場に立って作品を鑑賞できなければならないとしている。夏目氏は経験者として漫画に従事したいと志す人々に次のようなアドバイスをしている。「作品を生み出し、それを文化作品として社会に出そうとする場合、その作品はその時代の社会のニーズを満たすものでなければならない。これこそが最も重要な点であり、漫画家1人1人と編集者が追い求めなければならない目標なのだ」。(編集TG)
「人民網日本語版」2016年6月24日
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