画面に映し出されているのは、2014年に欧州4ヶ国で同時出版されたフランス語漫画「南京」。一体どんな人物が欧州の人々に南京大虐殺という歴史的事件を紹介しているのだろうか?中国中央テレビ局(CCTV)のサイト・央視国際が伝えた。
フランスのパリ左岸にあるFEI出版社は2009年創業、中国を題材とした漫画作品の創作と出版を専門にしている。同社が2014年に出版したフランス語漫画絵本「南京」は南京大虐殺を経験し、生き残った夏淑琴さんをモデルに創作された作品だ。
1937年、南京を占領した日本軍が夏淑琴さん一家を襲い、家族9人のうち7人が殺された。日本軍が夏さんのお姉さんを暴行・殺害した時、わずか7歳だった彼女と妹はすぐそばの布団の中で震えていた。日本兵は布団が動くのを目にして、ためらいもなく刀で何度も刺したという。姉妹は最後は奇跡的に助かった。日本兵が去った後、幼い2人の子供は外に出ることができず、米櫃に残ったわずかな米を食べて生き抜いた。