重慶のある建築デザイン事務所に勤めている蒋博さんは取材に対して「私も同僚十数人も最近は、ランチはデリバリー。昼は暑すぎて、外に出ると溶けそう。クーラーのきいた事務所で配達してもらった物を食べるほうがいい」と話す。
オフィスで働くホワイトカラーだけでなく、夏休み中の学生も、オンラインデリバリーの主力になっている。重慶市第七中学校に通う中学2年生の王倩さんもその一人で、「お昼ご飯は必ずデリバリー。家族みんなで食べる夕飯までデリバリーにすることもある。今月だけで近所でデリバリーサービスをしているレストランを全部試してみた」と話す。
連日の猛暑で、一部の業界が活況を呈している一方で、逆に不況に喘ぐ業界もある。その典型的な存在なのが、デリバリー業界と対象的な状況になっている普通のレストランだ。
26日正午、オフィスビルが集まる重慶財富センターの近くに行くと、普段は昼になると行列ができるレストランでも、客が座っているのは10テーブルほど。
あるレストランの経営者は、「暑くてみんな外出したがらない」と肩を落とし、「最初ここに店を構えたのは、ショッピングセンターがあって多くの人が行き交うから。でも酷暑で、涼しいショッピングセンターでも昼になるとガラガラ。今は仕方なく、デリバリーを採用して、電話やインターネットでの注文も受けている」と話す。
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