米連邦第9巡回控訴裁判所は4日、カリフォルニア州中区連邦裁判所の判決を維持し、「慰安婦」像撤去の訴えを棄却した。裁判官はカルフォルニア州・グレンデール市中央公園に2013年に建造された「慰安婦」像は、第2次大戦時の女性の人権への侵害行為を非難することが主旨で、グレンデール市政府は州政府と地方政府の「伝統的責任」を履行したものであり、カリフォルニア州中区連邦裁判所の訴訟棄却理由は「適切」だとした。2014年2月、米国の地方団体「歴史真相世界連盟」及びその日系米国人メンバー2人が、「慰安婦」像撤去を市政府に求める訴訟を起こした。訴訟理由は、グレンデール市政府が慰安婦像を設置するのは「米国憲法に違反」しており、連邦政府の外交権を妨害し、「政治的に敏感な国際的争いにおいて日本政府と異なる立場を示すもの」とのことだった。2014年8月、カリフォルニア州中区連邦裁判所は訴訟を棄却。原告は控訴していた。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年8月8日
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