○縮小する日韓ブランドカラーテレビの経営戦略
オフライン店舗で完成輸入液晶テレビの姿を見つけるのが難しかっただけではなく、オンラインでもこれらのテレビを探すのは困難を極めた。さまざまな家電販売サイトを調べたところ、シャープ、ソニー、サムスンなどの輸入液晶テレビは、ほとんど販売されていなかった。販売画面を見つけても、購入を進めようとすると、「在庫なし」と表示される始末だった。
某ブランドのテレビ販売担当者は、このような状況について、次の通りコメントした。
輸入カラーテレビがだんだんと中国大陸部市場から姿を消しつつあるのは、ちっとも不思議な現象ではない。この原因は2つある。まず、日韓ブランドのテレビ部門が、販売戦略の調整を実施し、家電業務を主な戦略縮小の対象としたことだ。東芝、パナソニック、ソニーはいずれもこれに当てはまる。2つ目の原因として、国産カラーテレビが技術面で飛躍したことで、製造コストや販売コストが低下し続け、日韓ブランドの高価格戦略が立ちいかなくなったことが挙げられる。このような状況から、輸入カラーテレビの売り上げが相当なダメージを受けることは避けられなかった。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年8月8日
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