2016年8月11日  
 

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人民網日本語版>>政治

THAAD反対の声に耳を傾けてみてはどうか (2)

人民網日本語版 2016年08月11日08:56

「売国」との罪名はなおさらにでっち上げだ。「共に民主党」の議員は、訪中がTHAADにより膠着状態に陥った中韓関係改善のためだと明確に表明している。これらの議員は韓国政府が独断専行で中韓関係を損ない、最終的に韓国の国益を損なうことを懸念しているのだ。野党議員の訪中を阻止しようとする朴大統領の試みは反対に、今年4月の国会議員選挙で敗北し、来年には大統領選挙もあることから、与党セヌリ党があらゆる問題を借りてライバルに打撃を与えようとしているのだと人々に思わせた。実際には野党が反対を顧みず訪中したことは筋道が通っており、どうして「売国」などと言えようか。

中国は厄介事に巻き込まれることは望んでいない。THAADに対して、中国側は一貫して強い反対の立場を堅持し、システムの配備が中国の戦略的利益を損なうことを強く警戒し、よく考えるよう韓国側に繰り返し忠告してきた。中国は韓国の野党を含む各方面の意向に対して、態度と事実を明らかにしてきた。公道は自ずと人心に在り。中国が買収して支持を得る必要はない。したがって、韓国の議員が中国の意見を聞きに来ようとすることに、中国がノーと言うことはないし、韓国の与党が喜ばないからといってノーと言うことはなおさらにない。

中国には「あわせ聴けばすなわち明るく、偏り信ずればすなわち暗し」との古い言葉がある。韓国政府は決定前に、恐らく配備の利益と弊害を完全には理解していなかった。このため配備後にようやく、結果が深刻であることに気づいた。そして悪影響は依然拡大過程にある。今、誤った道から抜け出して正しい道に戻ることが唯一の有効な処方だ。それでも何かというと人に怒りをぶつけるのなら、自分で自分を欺くことに他ならず、配備の正当性を示すことができないだけでなく、反対に一層の悪い結果をもたらす。(編集NA)

「人民網日本語版」2016年8月11日


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