中日関係が良好だとどんなに強く信じている人でも、政治に関しては中日の関係は「ダモクレスの剣」のように常に緊張に満ちた関係に留まっており、意識の中でも両国の間に「イデオロギー」というあきらめの壁が立ちはだかっていることを否定できないだろう。例えば先に述べた2つのわだかまりを取り去ろうとしたとする。事実、日本のアニメやゲームは中国のネット世代の中で大きな成功を収めており、最近新しく作られた中国国産アニメからも分かるように、中国の90後(1990年代生まれ)は日本人の精巧な技術を流行語に変え、自分たちの民族感情の中に受け入れている。文化のスタイルでは中日両国は日に日に距離を縮めているが、実際の文化交流においてはどんどん距離が生まれてきているのだ。
高倉健の時代は中日関係の黄金期だったが、福原愛選手ではその日々を取り戻せない。当時の日本は中国の現代化を応援する国の一つだった。しかし今の日本はその気もないが、中国を応援し続ける力もない。日本はできるだけ東洋の要素を西洋の影に深く潜り込ませて隠すことで、中国に対して日本がより高い位置にいることを示そうとするしかないのだ。このような状態の日本では、残念ながら高倉健のような人物を再び生み出すことはできないだろう。(編集YK)
「人民網日本語版」2016年8月18日
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