2016年9月13日  
 

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訪日旅行者数の動向 「爆買い旅行」から体験型の旅行へ (5)

人民網日本語版 2016年09月13日10:36

中国人旅行者を惹きつける新しい旅行スタイルとは?

それではこの先どのような旅行スタイルが中国人旅行者をより惹きつけることができるのだろうか?

李宏氏はタイプごとに分けて考える必要があるとしている。まず1つは、子どものいない家庭もしくは個人を対象としたタイプ。これらのタイプには体験型の旅行企画をより増やしていくことがふさわしい。なかでも高所得者にとっては、離島旅行などのリゾートへの興味がより高い。もう一つのタイプは、子どものいる家庭。このタイプは子どもが喜ぶイベントのある旅行目的地を選ぶ傾向がある。したがって、将来的には異国の雰囲気あふれる観光地や、高級リゾート、親子で楽しめるような旅行スタイルの方向性で発展していく傾向にあるとした。

立ちはだかる言語とビザの壁、旅行者の受け入れ能力が発展の足かせに

訪日中国人旅行者数を継続的に伸ばしていくために、現状ではどのような問題があるだろうか?

これに対して、韓江氏は、「現在行っている業務の中で、最も頭を悩ませているのが受け入れ能力の不足だ。まずは宿泊施設。旅行シーズンはホテルが満室という状況がしばしば生じ、1部屋も取れないこともある。しかし日本の外務省の規定上、民宿やゲストハウス、カプセルホテルなどはツアー客向けに開放できないのが現状だ。その次に交通機関。中国人旅行者を含む外国人旅行者がツアーで訪れる場合、大型バスの台数不足も発生している」と説明した。

李宏氏も補足して「中国人旅行者にとって言語とビザの壁が日本旅行の足かせになっている。個人旅行に行く場合はあらかじめ旅行先について調べ、現地についてから日本語でルート案内見たり、案内システムを使う必要があるが、中国国内で日本語を学ぶ人はまだ少ないため、その点が不便と感じる可能性が高い。そのほかに、日本への個人ビザは年収に対する条件が厳しく、日本旅行には一定の制限があることもネックとなっている」と語った。


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