25日夜に正式に開幕した北京国際デザインウィーク2016は、その開幕数時間前に大型展覧会「中国デザインスマート製造大賞佳作展」の開幕を迎えた。同イベントではアイデアあふれる革新的な製品150点以上が披露された。北京日報が伝えた。
最高賞の「金智賞」を受賞したのは、食器洗い機。これは食器洗い機、シンク、さらには果物洗浄機も兼ねている。開発者は事前のリサーチにより、キッチンで食器洗い機を使用する中国人の家庭は約7%のみであることを突き止めた。この中国人向けに開発された食器洗い機はシンクにはめ込むことができ、コンパクトで便利だ。ミネラルウォーター2本分の水で、果物に付着した残留農薬と食器の油汚れを9割方落とすことができる。
多くの来場者は「ステルスマスク」と呼ばれる煙霧対策鼻腔フィルターの前に集まり、購入方法について問い合わせていた。人々が現在着用している防じんマスクはかさばるが、この鼻腔フィルターはよりコンパクトで、鼻の中に入れることができる。シリコンゴムには空気中の不純物を濾過する新材料が包まれており、息もしやすく細菌の残留を減らすことができるという。
中国で開発された製品のほか、世界的なデザイナーによる受賞作品も斬新で奇抜だった。米国のデザイナーは「呼吸する服」を開発。この服の背中の部分には、生物材料で作られた「鱗」がびっしりと張られている。人の体が熱を放出し汗をかくと、この「鱗」は自動的に開き最良の通気性を維持し、着用者の快適度を高めるのだという。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年9月27日
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