▽インターネットプラスでジョギング消費が2回目のバージョンアップ
ジョギング関連アプリはジョガーになるための「標準装備」だ。14年に大規模な広がりをみせ、たくさんのソフトウェアが資金調達に成功し、創業段階のエンジェル投資、初期段階のAクラス投資、成熟段階のBクラス投資をそれぞれ獲得し、投資規模は1千万ドル(約10億1330万円)に達した。
カード配り直しの時期を経て、ジョギング関連アプリはジョギング消費のより深い所に横たわる資源を発掘し始めた。蔡さんによれば、「これまでのジョギング関連アプリは単にデータを記録したり共有したりするものに過ぎなかったが、今やネットユーザーはアプリを使ってオンラインやオフラインでのトレーニングプログラムを組む、スポーツ保険を購入する、各種ジョギングイベントに申し込むなど、さまざまなことができるようになった」という。インターネットプラスの発展により、ジョギング消費の潜在能力が大いにかき立てられ、ジョギング消費は2回目のバージョンアップを遂げたのだ。
▽ジョギング消費はスポーツ産業の「豊かな鉱脈」
国家体育総局がまとめた統計データによると、15年に中国でフルマラソンを完走した人はのべ30万人に達しなかった。10キロメートル以上の大会で成績を残し、週に1回以上走るという人も3千万人に満たなかった。先進国に比べ、中国ではジョギング習慣が日常に根付いた人の割合は依然低く、日本や米国などとは大きな開きがある。
だが開きが大きいということは、発展の可能性も大きいということだ。調査によれば、15年の中国のジョガーたちの平均消費額は3601元(約5万4695円)に上り、この数字に基づいて考えると、中国のジョギング人口が人口の10分の1に達すれば、ジョギング消費は少なく見積もっても5千億元(約7兆5943億円)に上る。ここから中国のジョギング消費ブームが、中国におけるジョギングの発展にともなってますます熱を帯びることが予想される。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年10月3日
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