今月11日、サムスンは「ギャラクシーノート7の生産・販売を停止するとの決定」を発表し、最近起きた発火事件について、「原因を徹底的に調査し、品質管理を強化するために供給量を調整していたが、ユーザーの安全を保障するために最終的に生産を停止することを決定した」と発表した。
▽悪いことは続く 洗濯機にも問題
携帯電話の爆発事故が続く中、サムスンは別の製品でも爆発をはじめとする安全の問題を抱えるようになった。米国消費者製品安全委員会は、「当委員会は洗濯機の爆発に関する報告を多数受けており、サムスンの一部の洗濯機を購入した消費者に一層の警戒を呼びかけている」という。
米テレビ放送ネットワークのアメリカン・ブロードキャスティング・カンパニー(ABC)が行った調査によると、昨年初め以降、米国人消費者21人から同委員会に対し、サムスンの全自動洗濯機が爆発したり、解体したりしたとの報告を寄せられた。これに先立ち、サムスンの洗濯機はニュージーランドとオーストラリアでも複数の発火事件を起こしており、オーストラリアでは14万4千台が回収・修理の対象になった。
▽大きな打撃 処置なしか
爆発事件の発生後、サムスンは、「これは(バッテリー製造をてがけるグループ企業の)サムスンSDIが製造したバッテリーの問題によるもの」との見方を示した。専門家は、「サムスンは調査の中で問題をすべてバッテリーのせいにしているが、充電回路の設計にも問題があるとすれば、電池と本体が互換性をもつはずがなく、ノート7は必ず回収が必要になる」と話す。
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