2016年10月14日  
 

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全世界の人々の3分の2が「過労」 最も休む必要があるのは若年世代 (2)

人民網日本語版 2016年10月14日13:16

「過労」は今や、若年世代の健康を脅かす世界的な難題となっている。2014年に発表された「中国人の健康に関するビッグデータ」によると、中国はすでに日本を凌ぐ「過労死」大国となり、膨大な量の仕事によるプレッシャーによって過労死に至る人の数は、年間60万人に上り、その多くは若いホワイトカラーだ。中国社会科学院の「人材発展報告」の統計データによると、働く人の7割は過労死の危険にさらされており、ホワイトカラーのうち半健康者は76%を占め、中年者層の22%は心脳血管系の疾病によって死亡している。中年・若年層の急死がますます増えており、突然死する人の4割を上回ることから、「若年世代」は「過労死世代」と称されるまでになった。

○「休めない」若年層

「急死」「過労死」がますます多くの若年層を襲っている原因は何か?北京大学公衆衛生学院社会医学・健康教育学科の鈕文異教授は、次のような見方を示した。

「この年齢層は、『休む勇気がない』と同時に、『休む方法を知らない』人たちだ。一つ上の父親世代が経験した安定した創業・労働環境に比べ、今の中国社会ではモデルチェンジが加速し、産業構造の調整が進み、就業構造も変化しつつある。これらの要素はいずれも、現実生活に可能な限り適応し、経済成長スピードと足並みを揃えるよう働く人々に迫っている。また、競争もより過酷で厳しいものとなっている。知力と体力の限りを尽くして革新を実践しなければ、淘汰されるか失敗してしまうという事態に陥る可能性が高い」

「プライベートな時間を余儀なく奪われる状況において、その貴重な余暇時間に本当の意味で『休めていない』若者は少なくない。彼らの中には、ソファーにどっかりと座ってスマホで遊ぶ、公園で暴走する、旅行に出かける、集まって歌う、などの行為が『休憩・リラックスする』ことだと思っている人がいるが、実はそうではない。夜更かしする、お酒を飲む、皆と集まるといった行動は、反対に休息やリラックスから身体を遠ざけ、多くのエネルギーを消耗し、健康を浪費してしまう」。


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