2016年11月1日  
 

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岩井俊二監督「中国の映画市場は大きく、連携の機会も多い」 (2)

人民網日本語版 2016年11月01日10:38

「スワロウテイル」から、岩井監督の作品中では、中国人の姿や中国の要素が盛り込まれるようになった。そのことに関して、岩井監督は、「自分の母親が中国で生まれ、子供の頃によく中国のことを話してくれた。また、中国文学の著名な作家・鲁迅が僕の出身地である仙台に留学したことがあるため、鲁迅の事績が仙台で広く伝えられており、ずっと中国を身近に感じている」とし、「『スワロウテイル』を製作した時に中国語も勉強し、『花とアリス』では必要な時に中国語を使った。中国語の『愛してる』というセリフを入れたのも僕のアイデア」と語った。

「『スワロウテイル』は、日本にやって来る外国人をポジティブに描いている。母国を離れ、異国の地でがんばっているそのような外国人にずっと注目して来た」と岩井監督。

その他、今回の映画祭で上映される他の作品について、「『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか? 』は自分の中ではベスト作品」としたほか、「『Love Letter』の脚本や撮影にかけた時間はとても短い。しかしアジア、特に中国や韓国で反響がとても大きかった。交流の懸け橋になるということが、映画が僕に与えた使命だと感じている」と語った。また、最近の「リップヴァンウィンクルの花嫁 」や「ヴァンパイア」については、「現代の日本を反映している前者は2011年の東日本大震災をきっかけに、自分の生まれた街についてよく考えるようになった」と説明。「後者は、米国との合作映画で、本当の意味での初めての海外作品。今後、中国を含むいろんな海外の地域と合作したい」と話した。(編集KN)

「人民網日本語版」2016年11月1日


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