発表会では、同ファンドと連携する組織「中・日アニメイノベーションフェローシップ」の理事長を務める銭建平氏がスピーチを行い、「中日の連携は業界の発展のためには必要。最新の統計を見ると、中国の映画・アニメーション映画は急速に発展し始めていることが分かる。2015年に公開された映画は686本、アニメーション映画は54本だった。後者は全体の7.9%を占めており、その興行収入は全体の10.2%に達している。16年、同数字はさらに伸び、9月の時点で、アニメーション映画の割合は13.2%、興行収入の割合は14.1%となっている。中国の映画市場が急速に発展するにつれ、アニメのニーズが年々高まっており、加えて中国の映画スクリーンの数が飛ぶ鳥を落とす勢いで増加している。中国の映画業界には発展するための力強い生命力が宿る」と語った。
中日両国のアニメの発展の歴史や交流・連携を振り返ると、1941年に公開された中国初の長編アニメーション映画「西遊記 鉄扇公主の巻」にインスピレーションを得て、「鉄腕アトム」が誕生し、60年代に製作された「大暴れ孫悟空(原題:大鬧天宮)」は、「孫悟空ブーム」を巻き起こし、その熱は今に至るまで冷めていない。また、日本の二次元(アニメ・漫画・ゲーム)は、日本だけでなく、中国の若者の間でも大人気となっている。このように、アニメの分野では国境を越えた交流が長年行われており、一層の発展のためには新たな連携スタイルが必要で、中国アニメの海外進出も必須任務となっている。
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