▽GDP6.5%以上の目標は問題なく達成できる
10月に発表された複数の経済データは、外部に中国経済が「安定剤」を備えているというシグナルを発した。先行指標である購買担当者指数(PMI)が9月比0.8%上昇と大幅に上昇しただけでなく、CPIと同じ日に発表された10月の生産者物価指数(PPI)も同1.2%上昇し、前月比では0.7%上昇した。PPIは9月に54カ月続いた前年同月比低下の局面を終わらせた後、10月も上昇傾向を示し、上昇幅は9月の0.1%から1.1ポイント拡大した。また前月比上昇幅も9月より0.2ポイント拡大して、温度の一層の回復傾向をうかがわせた。
毛報道官は、「4つの安定」と「4つの改善」という言葉で10月の経済運営の特徴をまとめた。
毛報道官はデータを解説しつつ、「生産、需要、雇用が全体として安定し、利益の伸びも安定していた。需給関係と経済構造が引き続き改善され、中国経済の成長エネルギーが目立って改善され、第三次産業の投資の伸びが第二次産業を大幅に上回り、第二次産業内部の一連の技術力の高い分野、設備製造の分野、モデル転換・バージョンアップを代表する分野への投資の伸びが投資全体の伸びを上回った。市場の予測が目立って改善され、市場主体が増加を続け、新しい業態が急速に伸びた」と述べた。
また毛報道官は、「第1~3四半期(1~9月)を振り返ると、経済の安定的運営状況が確固としたものになり、安定しつつ進歩を遂げ、安定しつつ質が向上し、経済運営の積極的要因が持続的に積み上がっており、全体的にみてこうした大きな流れは第4四半期(10~12月)も大きく変わることはないとみられる」とした上で、「通年でGDP成長率6.5%以上という目標を達成するのには何の問題もない」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年11月15日
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