第18回中国国際ハイテク成果交易会(高交会)で、中国科学院瀋陽自動化研究所が設計・開発した水中グライダー「海翼号」が公開された。中国がこれまで独自に開発した水中グライダーの潜水深度は5751メートルに達し、世界記録(6000メートル)に迫っている。「海翼号」はこれまで南中国海で1ヶ月以上連続稼働しており、航続距離は計1000キロ以上。約220ヶ所で観測データを集め、中国の水中グライダーによる最長海上作業時間・航続距離を記録し、保持している。新華社が伝えた。
同研究所水中ロボット研究室副主任の兪建成氏は記者に対して、「海翼号はモジュール化技術を採用し、独立した科学測量ユニットを設計した。これは科学者の観測任務に基づき、各種探査センターを搭載できる。これまでのように観測してからその位置を確定するのではなく、指定した位置に行って観測するというモデルチェンジを実現し、科学者の多元的な科学研究の需要を満たした」と話した。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年11月22日
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