国家統計局サービス業調査センターと中国物流・調達連合会がこのほど発表したデータによると、今年3月の製造業購買担当者指数(PMI)は50.2%で、前月比1.2ポイント上昇し、再び景気・不景気のボーダーラインとなる50%を上回った。同局のサイトの情報として中国新聞網が伝えた。
企業の規模別のPMIをみると、大型企業は51.5%で同1.6ポイント上昇し、ボーダーを上回った。中型企業は49.1%で同0.1ポイント上昇し、引き続きボーダーを超えられなかった。小型企業は48.1%で同3.7ポイント上昇し、3月もボーダーを下回った。
製造業PMIを構成する5つの分類指数をみると、生産指数、新規受注指数、サプライヤー配送時間指数がボーダーを上回り、従業員指数と原材料在庫指数はボーダーを下回った。
生産指数は52.3%で同2.1ポイント上昇し、引き続きボーダーを上回って、生産の伸びが加速したことをうかがわせた。
新規受注指数は51.4%で同2.8ポイント上昇し、再びボーダーを上回り、製造業の市場ニーズの回復ぶりをうかがわせた。
従業員指数は48.1%で同0.5ポイント上昇し、引き続きボーダーを下回り、製造業企業の雇用の減少幅が縮小したことを示した。
原材料在庫指数は48.2%で同0.2ポイント上昇し、引き続きボーダーを下回り、製造業の主要原材料の在庫量の減少幅が小幅に縮小したことを示した。
サプライヤー配送時間指数は51.3%でボーダーを上回り、製造業の原材料サプライヤーの製品引き渡しにかかる時間が短縮されたことを示した。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年4月1日