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「君の名は。」の新海誠監督 建設会社社長の道捨ててアニメ界に (3)

人民網日本語版 2016年12月02日09:55

そして、自分の存在を証明し、自分の心の声を表現するために、新海監督は2000年、短編アニメーション映画「ほしのこえ」の製作を開始した。そして、その製作に集中するために、01年に日本ファルコムを退社。02年2月に、「ほしのこえ」が完成した。同作品は、音楽以外、監督・脚本・演出・作画・美術・編集など、ほとんどの作業を新海監督が一人で行った。その時から、新海監督は細かな所まで描いた美しい絵で知られるようになった。

「君の名は。」の次の作品について、新海監督は、「『君の名は。』は、僕の人生でこれが峠になるかもしれない。これからも、自分は何を表現したいのか、どんな作品を作りたいのかを考えながら、作品を作っていく」と謙虚に語る。そして、アニメーション映画の製作に約20年間携わっている新海監督は、「他と同じような作品ではなく、世界をもっと素晴らしいものにするような作品を作りたい」と意気込みを語った。(編集KN)

「人民網日本語版」2016年12月2日 


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コメント

最新コメント

中川 清三   2016-12-05125.53.124.*
 君の名はの新開監督のなりそめは、日本でも有名な話になっていて、人民日報のコラムが詳細な部分まで、調べ上げていたなどと知りようも無かった。確かに日本の映画界でも有名になり、アニメ先進国日本の中でも今まで無かった映像の透明性、と次元の違った世界への観客の感情移入を、バーチャル映像で見せているような、高品質な描写はまさに宮﨑綾雄監督を越えた日本を代表した新アニメーターである。 彼の談話に出てくる、修業時代の苦労話で、自分が作るアニメは日本や世界のアニメファンを感激させようとして作った物ではなく、「一人でも自分の作品に感動する人がいれば良い」として、将来生活を約束された老舗建築会社の社長座を放棄してまで、好きなアニメの世界にのめり込み日本の中だけで日々切磋琢磨してきた。 このことは「物作り日本」の共通点であって、今現在世界をリードしている日本の大企業や中小企業が、日本の中で多くの同業他社と熾烈な競争をした結果、ふと振り向いたら世界の先端に立っていた。 70年前の戦争で廃墟となった日本社会を、短時間で回復させた日本人、繊維と家電製品に始まり、電子部品産業から車産業や新幹線やリニア新幹線と繋がり、今ではロケットの打ち上げでも、低費用で高成功率で世界をリードしている。世界でも類のないの新素材の開発成功事例や、今では日本の小売業やミセランガイドから選ばれる日本食までもが世界中に広まり{日本のチカラ」の源泉となっている。アニメも日本の産業も同じ日本人が発する「日本のイノベーション」だ。