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北京初の「男性保護命令」が話題 法概念の変化を反映

人民網日本語版 2016年12月08日16:03

広西チワン族自治区南寧市民族広場で反DVに関する資料に目を通す市民(3月1日、撮影:中国新聞社記者 胡雁)。

北京市門頭溝区人民法院(裁判所)はこのほど、全市で初となる男性の人身安全のための保護命令制度を発表、世間の注目を集めている。ある弁護士は、「これは、人々が結婚生活で揉め事に遭遇したとき、それを解決するために、暴力などの非理性的な手段ではなく、法的手段を求めるケースがますます増えていることを示している。つまり、法律に対する人々の考え方が変わりつつある」とコメントした。中国新聞網が伝えた。

2016年安徽省合肥市新華コミュニティで、市民に反DV関連法について説明するボランティアの夏一■(■は王へんに京)さん (写真右、3月8日、撮影:鐘欣)。

○北京初の「男性保護命令」

今年3月1日に施行された「中華人民共和国反家庭内暴力法(反DV法)」では、人身の安全を保護するしくみが初めて制度化された。それから9ヶ月後、北京はこのたび、初めて「男性保護命令」を出した。メディア報道によると、門頭溝区に住む張氏は、結婚後、夫婦喧嘩の際に妻の李さんから頻繁に暴力を受けたため、門頭溝区法院に人身安全保護命令を請求した。法院はこのほど、張氏の請求を認めて保護命令を出し、李さんに対して、暴力行為によって張氏に害を及ぼすことを止めるよう求めた。李さんが命令を守らず、その経緯が重大な場合には、刑事責任を問うとした。


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