2016年12月21日  
 

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マラソンブーム到来で「ケア」サービスのニーズ高まる

人民網日本語版 2016年12月21日10:29

ここ数年、スポーツやフィットネスが一種のトレンドとなっており、ますますそのスポーツ人口が増えてきている。しかしこうしたスポーツ人口の増加に伴い、スポーツとの向き合い方に不安を覚える人も少なくない。去年子供と天津市に引っ越してきた劉さんは「息子は以前はほとんど運動などしなかった。最近になって少し走り始めるようになったのだが、いきなりマラソン大会に出場すると言い出した。大丈夫だろうか。」とその不安を打ち明けている。

市場調査会社のアイリサーチによる「2016年中国国民フィットネス業界レポート」によると、中国のマラソンイベントの開催数や参加人数も年々増加傾向にある。特に2015年1月に中国陸上協会がマラソンイベントに対する審査を取りやめてからは爆発的に増加した。2015年、中国で開催手続きをしたマラソンイベント数は2014年の51回と比べると83回も多い134回となった。そしてその参加者数も延べ150万人となっており、2014年と比べ延べ60万人増加した。

また、ここで見過ごすわけにいかないのが、年々増加している素人ランナーの運動能力や安全意識不足から起こる怪我や死亡事故だ。

北京体育大学運動人体科学学院の張一民教授は「むやみに流行の波に乗ることはおすすめできない。フィットネス系のスマホアプリにも様々な運動指導機能が増えてきつつあるが、運動スキルやハードな運動などは、専門家による直接指導が不可欠。現在、ランニング中に心拍数計やハートレート・モニターを装備する人も増えてきており、これは安全意識の芽生えと言えるが、まだまだ到底十分とはいいがたい」とした上で、個人の身体能力に適した運動メニューを作成することをアドバイスしている。


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