中国では現在、バーチャルリアリティ産業の発展に国家レベルで注目しており、第13次五カ年計画(2016‐20年)の情報化計画など複数の重要な文書に盛り込まれてるほか、約20の省、市、地区にバーチャルリアリティ産業が分布している。例えば、青島市■山区(■は山へんに労)には中国のVRの分野のハイレベル人材の60%が集まっている。また同区にある歌爾公司のハイエンドVR ヘッドマウントディスプレイは、世界のシェア約80%を占め、VR/AR(拡張現実)機器のソフトウェア・ハードウェアのシステムインテグレーターとなっている。
専門家らは、応用される範囲が拡大を続けるにつれ、中国のVR産業は、ユーザー、技術、ハードウェア、コンテンツ、開発者、ルート、資本などが共に推進する、優れたVR産業生態圏が構築されつつあり、工具・機器、業界の応用、コンテンツ製作、分配プラットフォーム、関連サービスなどを含む産業チェーンが形成されていると見ている。VR産業市場は急速に規模が拡大し、18年にはその規模が100億元(約1700億円)の大台を突破すると予想されている。今後5年、VR市場の年平均成長率は80%以上となり、21年までに、中国のVR市場は世界最大規模となり、業界全体は790億2000万元規模になると予想されている。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年11月14日
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