▽予約販売、値下げ、ホリデーパーティ 店側はあの手この手
近年、ネットショッピングに押されて、「ブラックフライデー」の熱気が冷めている。消費者を実店舗に呼び込むため、店側は渾身の力であの手この手を繰り出し、早々と魅力的な広告を打ち、商品の予約販売、優待券の発行、大幅値下げなどの措置で消費者を誘う。これと同時に創意工夫に富んだ方法もいろいろ試している。
従業員がサンタクロースの格好をして子どもと記念写真を撮るのは、昔からよくある呼び込みの手段だ。フランス通信社(AFP)の報道によれば、今年は多くの店が顧客に食べ物や飲み物を提供するとしており、クリスマスのアイシングクッキー教室や臨時のスケート場などを打ち出すところもあるという。百貨店・小売業界ではブルーミングデールズのニューヨーク旗艦店がヨガのクラスを開催し、ノードストロームは紳士服フロアの近くにテスラの自動車を展示し、ウォルマートは「ホリデーパーティ」というイベントを2万回あまり実施する予定だ。
調査によれば、ホリデームードにあふれたショッピング環境を作り出すことが、消費者を携帯電話から引き離し、売り場に来させるための方法の一つだ。全米小売業協会(NRF)が行った調査では、回答者の約3分の1が「(「ブラックフライデー」時期の)買い物を家庭の年中行事にしている」と答え、23%が「一番うれしいのはクリスマスムードにあふれた店の飾り付け」と答えた。
コンサルタント会社HISのクリストファー取締役は、「大勢の専門家が予測するように、今年のホリデーシーズンのショッピングイベントは安定した増加傾向を示すとみられる」と話す。HISマーキットは、全体として売上高は前年比4.2%増加して、約6850億ドル(76兆3912億円)に達すると予想する。またHISのデータをみると、今年はオンライン売上高がホリデーシーズンの売上高全体の18.3%を占め、昨年の16.8%を上回る見込みだ。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年11月24日
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