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中国の有人深海潜水技術が初めて水中考古調査に協力

人民網日本語版 2018年04月19日14:09

先進的な科学技術手段が水中考古調査に初めて協力することになった。深海調査船「探索1号」が18日に海南省三亜市を出港し、西沙諸島北礁海域で中国初となる深海考古調査に向かった。今回の調査で一部の潜水深度は1000メートルに達し、これは中国によるこれまでの水中考古調査において達したことのない深度となる。科技日報が伝えた。

今回の深海考古調査は6回の潜水を予定しており、毎回の作業時間は6−8時間。水中考古調査員6人が、4500メートル級有人深海潜水機「深海勇士」に乗り、西沙諸島北礁エリアの考古調査を行う。主な活動深度は50−200メートルほどで、必要に応じて400−1000メートルに達する場合もある。

中国の水中考古調査には深海活動経験が不足しており、活動の多くが40メートル以下の浅い海域に集中している。今回の調査は中国水中考古深海作業における初の試み・模索であり、中国有人深海潜水技術が初めて考古活動に応用される。これは中国の水中文化遺産保護活動にとって、重大な意義を持つ。

中国科学院深海科学・工学研究所首席科学者の彭暁彤氏は、これまで未到達の深度だけでなく、6−8時間という連続作業時間において考古調査員たちが試されるのはなんといってもその精神力だとした。

国家文物局水中文化遺産保護センターは昨年9月、中国科学院深海科学・工学研究所と協力枠組み協定に署名し、中国の深海考古事業の発展を促進する「深海考古共同実験室」を今年1月に設立した。(編集YF)

「人民網日本語版」2018年4月19日

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