遼寧省の大連周水子国際空港は22日、大型旅客機2機を使ったRNP-AR(特別許可を要する航法性能要件)に基づくフライトテストがこのほど実施されたことを発表した。このテストでは、大型旅客機が自動着陸するよう導くアプリケーションを利用して、パイロットの操作がない状況下で、機体が問題なくスムーズに着陸に成功した。中国の年間利用者が1千万人以上の大型空港で同フライトテストが実施されたのは今回が初めて。中国新聞網が報じた。
民間航空東北管理局の孔繁偉・副局長によると、今回のフライトテストは、▽中国の年間利用者が1千万人以上の大型空港で初めて新ナビゲーション技術の応用が実現した▽新ナビゲーション技術の精度が初めて0.3ノットから0.15ノットに向上した―――という2つの面で大きな成果を得た。
今年末までに、大連周水子国際空港で同技術の実用化が始まる見込みだ。現在、同空港では1時間当たり最大26機の離着陸が行われているが、新技術採用後は効率が26.9%アップし、最大で33機の離着陸が可能になるという。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年4月23日
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