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中国の「砂漠土壌化」技術、アブダビで試験を実施

人民網日本語版 2018年07月18日14:35

中国の新技術が、中東の一部の砂漠を土壌に変えようとしている。重慶交通大学が発表した情報によると、同校の「砂漠土壌化」研究チームは、アラブ首長国連邦(UAE)でアブダビの森林と主要農産物の生産を管理するMawarid Holding社と協力協定に署名し、アブダビで砂漠土壌化と栽培試験を共同展開することになった。科技日報が伝えた。

アラビア半島東部に位置するUAEの国土面積は8万3600平方キロメートルで、首都アブダビの面積は約6万7300平方キロメートル。同国メディアの報道によると、アブダビ内陸部の約85%の土地が、政府によって「砂漠化」の土地に区分されている。

重慶交通大学の易志堅教授の研究チームは力学的角度から、「砂漠土壌化」におけるオリジナルの成果を研究・形成し、UAEの関心を集めた。双方の協定によると、重慶交通大学の研究者がアブダビの約10平方キロメートルの範囲内で、各種植物・野菜・灌木を試験栽培する。

易氏の研究チームは、2009年から「砂漠土壌化」技術の研究開発を開始している。中国のウランプハ砂漠、新疆維吾爾(ウイグル)自治区とタクラマカン砂漠、四川省アバ・チベット族チャン族自治州の草原の大部分を占める退化砂地など、各種砂漠化地域で試験を行っている。現在まで、試験基地の総面積は約6.6平方キロメートルに達している。

UAE気候変動・環境省のThaniAl Zeyoudi大臣はインタビューで、「同技術がUAEの土地で成功を収めることに非常に期待している。また、プロジェクトの応用は、UAEの食糧安全に積極的な影響を及ぼし、UAEの未来の発展にとって重要な選択肢の一つになる」と述べた。

重慶交通大学党委書記の李天安氏は、「アブダビのプロジェクトは、過酷な気象条件下で同技術が農業・牧畜業の発展に用いることができるかをさらに検証する。試験が成功すれば、『一帯一路』(the Belt and Road)のグリーンな発展の道を模索する」と話した。(編集YF)

「人民網日本語版」2018年7月18日

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