中国科学技術部(省)が7月16日に開催した国家ハイテクパーク30周年を記念するイベントで、現在中国の国家ハイテクパークは計168ヶ所に達していることが分かった。新華網が報じた。
2017年の統計によると、国家ハイテクパーク156ヶ所の生産総額は前年同期比7.5%増の年間9兆5200億元(1元は約18.50円)に達し、国内総生産(GDP)の11.5%を占め、北京・上海・広州・深センの一線都市4都市の同年のGDP総額に接近した。企業が実際に納めた税金は前年同期比10.5%増の1兆7300億元で、中国全土の税収全体の12.0%を占めた。
科学技術部・高新司の曹国英・副司長は、「規模・総量の面からみても、発展の質から見ても、国家ハイテクパークはすでに、中国経済の継続的で安定した成長や現代化経済体系の構築を支える重要な存在になっている。ここ30年、国家ハイテクパークが、中国のイノベーション主導、モデル転換において一層重要な役割を担うようになっている」と分析する。
国家ハイテクパークでは、新業態や新たな経済成長ポイントが続々と登場している。そこには、全国のハイテク企業の40%が集まり、インターネット企業トップ100のうちの96社がそこで誕生した。北京・中関村の新世代情報技術、杭州のオンライン情報産業、武漢東湖の光電子信息、上海張江のバイオ医薬、集積回路などのイノベーション型産業の世界での影響力が日に日に大きくなっている。
17年末の時点で、国家ハイテクパークには、中国全土の国家級テクノロジー企業インキュベーションの約50%、科学技術部に届けているクリエイティブスペース40%以上が集まっている。17年、国家ハイテクパークで新規登録された企業は前年同期比36.8%増の38万6000社で、1日平均1058社が新規登録している計算になる。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年7月19日
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