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故宮所蔵の名画が「音楽界」進出 騰訊と提携して音楽コンテスト開催

人民網日本語版 2018年07月27日08:24

5年前から文化クリエイティブの分野に力を入れている北京の人気観光地・故宮博物院が、また新しいプロジェクトを実施することが分かった。故宮博物院はこのほど、所蔵している名画の素材を利用する権利を騰訊(テンセント)に与え、それをテーマにした音楽イノベーションコンテストを実施することを明らかにした。人民網が報じた。

名画と音楽がコラボ

故宮がアップしたMVのスクリーンショット

2018騰訊(テンセント)Next Idea音楽イノベーションコンテストは、故宮博物院、NEXT IDEA騰訊イノベーションコンテスト、QQ音楽が共催する。故宮博物院が今回、素材を利用する権利を与えたのは、東晋、唐、宋、元、明などの時代の名画で、文化的要素が豊富で、精細な描写で価値が非常に高い。うち、最も古い名画「洛神賦図」は、東晋の顧愷之(こがいし)の約1600年前の作品だ。「千里江山図」は、宋の時代の画家・王希孟の作品で、これを基に、著名ミュージシャンの方文山と張亜東が共同で主題歌「丹青千里」を作曲した。同曲は「中国風」を基調にし、歌手の易■千璽(イー・ヤンチェンシー、■は火へんに羊)が歌う伝統名画と現代音楽の「コラボ」だ。25日、故宮は微博(ウェイボー)公式アカウントに、「丹青千里」ミュージックビデオ(MV)をアップし、わずか3時間で37万回以上転送され、コメントが1万件以上寄せられた。

騰訊は、「『千里江山図』はスケールが大きい作品で、MVではその豊富な内容をできるだけ盛り込んだ。動画は原画の『レプリカ』であるだけでなく、そこに描かれている当時の人々の生活の『再現』でもある」と説明する。


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