8月も美しい天文現象が上演される。中国で今年唯一の日食は、8月11日夕方に観測できる。
中国北方は長い間、日食の観測地域になっておらず、北京を例とすると、すでに6年以上も日食が観測されていない。そのため、8月11日の部分日食には観測の価値がある。
今回の部分日食を観測できる地域は、北極圏の大半、北米北部、欧州北部、中国北方地区を含むアジア北部だ。中国では中・東部地区でも日没帯食を観測できる。
部分日食の観測は難しくない。日没帯食は多くの撮影作品の創作に有利な天文現象である。しかし、日食の観測で最も注意すべきは、光を弱め、目を保護することだ。どのような状況であっても、肉眼で直接観測したり、望遠鏡で観測したりするのは非常に危険だ。日没前の太陽はそれほどまぶしくないため、直接見てもいいと考える人もいるだろう。しかし太陽光の目へのダメージは、蓄積によって生じる。不快と感じた時にはすでに網膜が大火傷しているため、特に注意すべきだ。
8月の定番、ペルセウス座流星群も観測できる。今年の極大時の月相は、観測にとって非常に有利だ。光汚染が少なく、観測条件が優れた地域では、極大時に流れ星を1時間あたり数十個観測できる。今年の極大時は北京時間13日の4時から16時の間であり、中国の大半の地域がまだ日中だ。しかし12日夜と13日の未明は、観測に比較的適した時間帯となる。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年8月3日
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