中日韓三国協力事務局は16日、中日韓の言語文化交流の最新成果である「中日韓共用漢字辞典」の出版イベントを韓国のソウルで行った。
「中日韓共用漢字辞典」は2014年に第9回中日韓賢人会議が発表した「日中韓共同常用八百漢字表」を基に、中日韓三国協力事務局の組織した専門家チームが2年の月日をかけて編纂。中日韓の常用漢字約600字の3ヶ国における類似していたり、異なる発音及び意味の注釈を行っている。
李鍾憲・中日韓三国協力事務局長は出版イベントで、「漢字は悠久の歴史を持つ文字体系だ。『中日韓共用漢字辞典』の出版は3ヶ国国民の相互理解増進の助けとなるほか、3ヶ国間の意思疎通と交流を促進し、相互理解の基礎を固めることにもなる」と指摘した。
中国の金燕光駐韓国臨時代理大使は、「『中日韓共用漢字辞典』の出版は非常に重要な意義があり、中日韓にとって漢字文明をシェアしていく上で新たな一歩となる。これにより中日韓の人的・文化的コミュニケーションがさらに緊密化し、文化分野の交流・協力が促進されることを期待する」との見方を示した。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年8月17日
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