海南省三亜市南繁科学技術研究院への13日の取材によると、同研究院がインドネシアで初めて試験的に栽培する温室メロンがこのほど収穫を迎えた。メロンの生産量、糖度、食感などの指標は理想的な結果となり、現地の当局者・業者・農家から高く評価された。中国新聞網が伝えた。
同研究院は今年7月に、インドネシアで温室メロンのモデル拠点の建設に着手した。インドネシア北スラウェシ州で面積2ムー(約1333平米)のモデル拠点を建設し、主にメロンの品種、メロン専用ハウス及び材料、水やり・施肥一体化技術、メロン病虫害高効率防止技術、生物分解マルチフィルム技術などを実証する。同研究院は専門的な技術者を派遣し、栽培の全過程を追跡・指導する。
数カ月の努力により、第1陣となる温室メロンがこのほど収穫された。インドネシア現地の農業当局の関係者、商工会代表者、付近の農家に見守られ、技術者は現場でメロンの生産量と品質指標を測定した。試験栽培された6品種の生産量は中国国内水準に達し、1ムーあたり生産量は2000−2500キロに達した。中心部の糖度は14−17度で、現地の品種(7度前後)を7−10度上回った。食感と風味は現地の品種より優れており、現地のの当局者・業者・農家から高く評価された。
同研究院の柯用春院長は「これはインドネシアで初めて試験栽培された温室メロンが、無事成功したことを意味する。今後は海外モデル拠点の建設を拠り所に、一帯一路(the Belt and Road)沿線国との協力をさらに深化・拡大する。より多くの品種・技術・資源を海外に送り出し、各国とのウィンウィンを促進する」と表明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年11月14日
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