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母親の病気を治した中国医学を学ぶロシア人青年

鍼灸・按摩・吸い玉療法をマスター

人民網日本語版 2016年05月04日14:00

最近、湖北省武漢市武昌区にある湖北中国医薬大学中国医学堂で、鼻が高く髭面の外国人青年が患者に鍼灸や吸い玉による治療を行う姿が見られ、多くの市民の関心を引いている。この青年は、中国名を龐偉といい、現在28歳、ロシア・モスクワ出身の留学生で、中国で中国医学を学んでいる。荊楚網が報じた。

龐さんは、「中医薬大学で2年間学び、鍼灸・按摩・吸い玉の基礎技能は身につけた。このうち鍼灸が最も難しい。鍼灸を学び始めたころは、人体経絡図を朝から晩まで眺め、各所にあるツボを覚えた。鍼灸の技術を練習するために、長い針で自分の腕にあるツボを刺すこともたびたびあった」と話した。さらに、笑いながら、「思い切り刺したため、腕が長い間赤く腫れあがったときもあった。このような訓練を通じて、各ツボの位置や鍼治療の効き目について、いっそう理解を深めることができた」と続けた。

龐さんは、中国に来る前は、中国医学についてほとんど知識がなかった。「私の母は、6年前に大病を患い、手術をしなければならなくなった。そのときに、母は友人の紹介で北京に赴き中医治療を受け、漢方薬を服用した。すると、病状は明らかに好転した。ロシアに帰国後、検査を受け、もはや手術は不要であることが明らかになった」と龐さん。母親の病状が良くなったことに大いに触発された彼に、中国に行って中国医学を学びたいという気持ちが芽生えた。

2011年、中国にやって来た龐さんは、まず華中科技大学で3年間中国語を学んだ後、湖北中医薬大学に入学して正式に中国医学を学び始めた。「実習に比べ、中国医学理論は、私にとって頭痛の種だった。数年間中国語を学んだとはいえ、中国医学の授業を受けるには全く語彙が不足していた。たとえば、中国医学の授業で、血気・臓腑・五行などの言葉が出てくると、すべて辞書を引かなければならなかった」と彼は話した。


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