もちろん、このような苦労はまだ序の口だった。論文を執筆する、あるいは中国医学の専門書で調べものをする場合、大学の教員が推薦する図書の多くは、文語文形式かつ繁体字版のもので、それらを見たとき、彼は自分の眼を疑ったという。龐さんは、「今では学習のコツを掴むことができて、オンラインで英語版の中国医学の名著を直接購入している。現在は、『金匱要略(きんきようりゃく)』を読んでいる」と述べた。
武漢に来て5年、中国医学が取り持つ縁で、彼には多くの中国人の友人ができた。ふだんの最大の楽しみは、友人たちに按摩や吸い玉を無料でやってあげることという。最近彼は、友人のすすめで気功を学び始めた。中国医学の授業の中で最も好きな授業は「中医食療」だ。「授業で学んだ内容は、野菜市場を歩くのに大変役に立つ。自分で料理をすることが大好きで、時には中国料理にトライすることもある。教科書の説明を参考にして、季節に応じて、ドクダミ・ニガウリ・板藍根などの養生食材の料理を楽しんでいる」と彼は話した。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年5月4日