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中国のステルス無人機、衛星測位システム「北斗」で精密攻撃が可能 (2)

 ■全翼機のステルス無人機:後続距離が長く発見されにくい 各国が競って切り札に

 「利剣」の他、米国のX-45、X-47B、ロシアの「Skat」、フランスの主導する「nEUROn」、英国の「Taranis」と、現在開発中の注目の無人機は例外なく全翼機だ。全翼機のステルス無人機が各大国の重要視するハイエンド無人機発展の主要な方向性であることがわかる。翼と胴体の融合した全翼機はステルス性と航続距離という重要な2大性能を兼ね備えることが広く認められており、大型無人攻撃機に採用すれば大変優位に立つ。

 通常の機体構造の航空機にとって主たるレーダー反射波源は垂直尾翼と水平尾翼だ。全翼機は垂直尾翼と水平尾翼がないうえ、機体と翼の間が一体化して明確な境がなく、表面が滑らかなため、高いステルス性を備える。

 航続距離の面でも全翼機は亜音速飛行時の抵抗が比較的小さい。また、機体の利用可能空間が大きく、同等の重量の通常機よりも多くの燃料や弾薬を積める。

 このため全翼機は高いステルス性によって敵の後方に深く入ることができる。B-2戦略爆撃機は最も評価される、最も成功した全翼ステルス機だ。

 だが全翼ステルス無人機の設計と製造は想像するほど簡単ではない。

 レーダーステルスの鍵は外形にあるため、レーダー探知の回避と同時に、空気力学上の特性も考慮しなければならず、非ステルス航空機よりも遙かに製造が困難だ。例えば表面の接続部の隙間は頭髪よりも細くなければならず、その難しさは世界が認めている。また、垂直尾翼がないため方向制御が非常に難しい。全翼機を開発できたことは、中国が飛行制御ソフトなどの面でブレークスルーを遂げたことをまさしく物語っている。

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