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中国のステルス無人機、衛星測位システム「北斗」で精密攻撃が可能

資料写真:中国のステルス無人機

 2011年1月11日の殲-20の初飛行から1カ月も経たない2月4日、米国がまるで対抗措置のようにX-47B無人機の初飛行を高らかに発表したことは、多くの人にとってまだ記憶に新しいかもしれない。今や中国は自前の全翼機のステルス無人機を手にした。そのコウモリ型の外形はX-47B同様「SF的」だ。銭江晩報が伝えた。

 環球時報によると最近欧米メディアは「利剣」と称される中国初のステルス無人機が5月6日に地上滑走実験を完了したと立て続けに報じた。速やかに初飛行が行なわれれば、中国は米仏に続き大型ステルス無人攻撃機の試験飛行を行なった国となる。

 これに遠くから呼応するかのように、米国のノースロップ・グラマンは4日、X-47B初のフックランディング実験を完了した。カタパルト離陸、着艦適応実験に続く最新の進展だ。

 世界の航空装備は無人化、ステルス化、スマート化、精密化が抗えない趨勢となっている。米軍はすでに無人機を実戦投入し、各国も競って無人機を開発している。このうち最重要といえる存在が全翼機のステルス無人機であり、X-47B、「nEUROn」、「利剣」、「Skat」、「Taranis」と続々登場している.

 ■「利剣」の長短:敵の後方に深く入り首を取る 赤外線ステルスはさらなる努力が必要

 「中国航空報」など専門メディアの報道によると、「利剣」は3年間の試作を経て、2012年12月に江西省の某飛行機製造工場で組み立てられ、地上試験が立て続けに行なわれた。

 「利剣」の設計理念はX-47のプロトタイプ機に似ているというのが世間の一致した認識だ。

 資料や写真によると「利剣」は翼幅14メートル前後、外形はX47-B同様全翼機であり、優れたステルス性と戦場生存能力を備える。「科技日報」によると複合材料を機体に採用し、弾倉に特殊設計を施している。また自動追跡・偵察機能を備え、独自の知的財産権を有する。

 これまでに公開された写真や情報によると、「利剣」は全翼機構造を実現し、様々な複合材料と新技術を数多く使用。これによってステルス性の向上と、敵後方の重要な地上標の精密攻撃を可能にした。「万軍の中から上将の首を討ち取る」ことができると言える。中国の現役の有人戦闘機にはない「切り札」だ。

 だがネット上の写真を見ると「利剣」の排気ノズルはステルス設計ではなく、外部に直接露出している。これでは高温の排気ノズルのために敵の赤外線センサーに探知される可能性が高まる。一方、試験飛行中のX-47Bや「nEUROn」は排気ノズルにステルス設計を採用している。

 国産ステルス戦闘機の殲-20と殲-31の排気ノズルも同様にステルス設計でないことを考えると、動力技術の立ち後れた中国の航空工業はエンジンの赤外線ステルスの面でなお一層の努力が必要なことがわかる。

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