国防白書解読:PKOと国際支援に積極参加
中国政府は16日に国防白書『中国の武装力の多様な運用』を発表した。中国が国防白書を発表するのは1998年以降8回目で、特定テーマの国防白書は初。陸軍、海軍、空軍の兵力の総数や戦備状態などについて初めて神秘のベールが取り払われたことに社会は注目している。
国防白書は「中国の軍事力は常に世界の平和と地域の安定を守る揺るぎないパワーである。現在主に国連平和維持活動(PKO)、国際災害救援、人道援助、国際海上交通路の安全維持、外国軍との訓練などを通じて世界の平和と地域の安定を守っている」とした。
これについてスウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)が2009年1月に発表した研究報告『中国の日増しに拡大する平和維持作用』は「中国の平和維持部隊は国連の平和維持部隊の中で最も専門的で、最も効率が高く、最も訓練の行き届いた、最も紀律の厳格な部隊として認められ続けている」と指摘した。
軍事科学院国防政策研究センターの李煜研究員は「総合国力の増強に伴い、中国に対する国際社会の期待は高まり続けている。だが国情、軍の状況や能力といった客観的原因から、中国軍は自らの能力と国の地位に適した国際的責任・義務しか担えない」と指摘した。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年4月17日