上海の街中を走る数万台のタクシーが、今後はモバイルWi-Fiスポットになり、乗客は手軽にネット接続ができるようになる。モバイル屋外新メディア広告企業のiTaxi Mediaは20日、上海の5大タクシー会社の1つ、藍色聯盟との提携を発表。藍色聯盟に所属するタクシー全てに3Gスマートタッチパネルを搭載し、全面的にWi-Fi機能を開始し、タクシー内にWi-Fiスポットを設置するとした。これは同業界で国内初の試みとなる。人民日報が伝えた。
タクシー内に搭載される3Gスマートタッチパネルは、モバイル端末との情報交換を可能にし、タッチパネルから端末への情報のスムーズなリンクを実現。「アテンション・エコノミー」と呼ばれがちな新メディア広告を、真の意味で生活に役立つ「ツール」へと転換させた。乗客は3Gタッチパネルを通じて商品をオンライン閲覧し、購入を決定し、モバイル端末を通じて安全に決済することができる。また、タクシー料金の支払にも、現金や交通ICカードを使う必要はなく、モバイル端末ひとつで第三者決済が可能だ。(編集SN)
「人民網日本語版」2013年1月22日