このほど行われた2013年公共衛生10大ニュースの発表会および記者会見において、中国疾病予防コントロールセンターの馮子健・副センター長は、「1月19日の時点で、中国のH7N9型鳥インフル感染者は累計200人を上回った。今後しばらくの間、新たな感染者は増え続けるだろう」と述べた。ただし、国家衛生・計画出産委員会は、大規模な流行が発生する可能性は小さいとしている。人民日報が伝えた。
馮氏は、「H7N9型ウイルスは今のところ、疫病学およびウイルス学の立場から見ても、『重要な変異』は確認されていない」と強調した。
あるウイルスに重要な変異が起こったか否かについては、主に、「感染力(鳥から人・人から人への感染力が高まったかどうか)」、「毒性(毒性が高まり、重症患者や死亡率が高まったかどうか)」、「薬剤耐性(薬剤への耐性変異が見られたか)」の3つの指標にもとづき判断される。
馮氏は、「医療衛生面から見ると、確かにモニタリングは改善され、治療手段も進歩してはいるが、できるだけ家禽類との接触を避けるよう注意すべき」と呼びかけている。(編集SN)
「人民網日本語版」2013年1月22日