北京市大気重度汚染緊急指揮部弁公室は22日午後5時、翌23日に大気重度汚染警報(青色)を発令することを明らかにした。23日、市内の大気の状態はかなり深刻化する見込み。北京晨報が伝えた。
北京市では22日午後、PM2.5濃度が急上昇、午後5時の時点で市内6区と南部地域ではPM2.5濃度が中度汚染から重度汚染のレベルに達した。市大気重度汚染緊急指揮部弁公室は、「汚染物質の拡散しづらい状況によって、汚染物質の濃度がどんどん上昇した」と指摘。22日夜から23日にかけて、大気の温度が通常とは逆に上方に行くほど高くなる「逆温層」現象が生じ、空気の流動性が低下し汚染物資が蓄積することから、大気の質は重度汚染レベルとなる見通しという。各部門は、緊急時対応マニュアルに基づき青色警報を発動し、市民の健康保護措置や、勧告型の汚染排出削減措置を講じる必要に迫られた。市環境保護モニタリングセンターは、「24日午後から、東北の高気圧の影響を受け、大気の質は改善の方向に向かうだろう」と予想している。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年1月23日